子どもコースニュース 2006/3 No.4

6人のコース

〜 参加者は、少なかったけれどパワフルなコース 〜

 2005年11月20日にダンマバーヌめいそうセンターでこどもコースが開かれました。 参加者は、男の子1人と女の子5人で、合わせて6人。
 はじめての参加者は女の子3人。いちどコースを体験している古い生徒は、男女合わせて3人。 参加者の平均年齢は、10歳でした。

 前の列でしっかりすわる先輩の生徒にみならって、はじめての生徒もみごとにすわりました。 はじめての参加者でいちばん年下のけーちゃん(仮称)は、すわりはじめのころ、 「おかあさんはどこー」と、心ぼそいようすでしたが、2回めのめいそうからは、 おちついてすわることができたようです。

 今回のお話タイムは、インドに昔から伝わる「真実のちから」。 世話役の人たちの熱演による劇でしょうかいしました。

 また創作タイムは、ざぶとんカバーのお絵かき。白いざぶとんカバーに、それぞれすきな絵をかいて、 世界にただひとつのめいそう用ざぶとんカバーを作りました。


真実のちから
 むかし、砂漠の隊商が、追いはぎにおそわれたことがありました。
追いはぎたちは、旅人のひとりひとりの持ち物をしらべて、だいじなものをとりあげてしまいました。
 その旅びとの中に、男の子がひとりおりました。その子は、古い布の袋をもっておりました。 追いはぎたちは、その子の袋を見つけると、やはりよくしらべました。ところが中にあるのは、 古くて使いものにならない布が数枚のみ。
 追いはぎたちは、なぜそのようなぼろきれをもち歩いているのか、男の子にたずねました。
 その子は、その布にお金がぬいつけてあるのだとこたえました。
 おどろいたのは、追いはぎたちです。
 「もしもおまえが、お金を、おれたちからかくそうとしないなら、おれたちも、 おまえのお金をとるわけにはいかねえ。おい、こぞう、なんでぼろきれにぬいつけたりしたんだよ」と、 たずねる追いはぎたちに、男の子は、このようにこたえました。
 「お金がぬすまれないように、母がそうしてくれたのです。でも、母は、 けしてうそをついてはいけないともいいました。ですから、あなたがたが、 この布のことをおたずねになったので、ほんとうのことをいったのです。」
 追いはぎたちは、男の子の正直さに感心し、その子のお金ばかりではなく、 ほかの旅人からとりあげたものもみんなかえしました。
 この子は、やがて大きくなって、その国の王さまになったそうです。


 
劇 「真実のちから」 の背景


 このお話で語られているように、真実のちからは偉大なのです。 うそにも方便というようにうそをついたほうがよいと思えるときがあるかもしれませんが、 いつでも真実を、ほんとうのことをいったほうがよいのです。

 アーナーパーナを学び、5つのやくそくをまもるようにどりょくするなら、どんなにむずかしいときでも、 真実を、ほんとうのことがいえる強いこころをもつことができるようになるでしょう。 そして、ほんとうのことがいえてこそ、人生はよい方向に流れるのです。